2014年準優勝で元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)が、24日に開幕するテニスの今季最終戦全米オープン(ニューヨーク)の欠場を発表した。21日未明に自身のSNSを更新し「残念だが、全米でプレーする準備がまだ整っていない」と英語で書き込み、欠場することを明かした。
また、「MRI(磁気共鳴画像装置)の検査を受けたが、腰がまだ100%治りきっていない」と、欠場の要因が腰のけがだとしている。最後に「できるだけ早くコートに戻れるように、一生懸命がんばる。サポートを感謝します」と、締めくくった。
錦織は、全仏前哨戦で5月下旬のジュネーブ・オープン(スイス)2回戦で、元トップ10でロシア出身のカレン・ハチャノフと対戦。第1セットを落としたが、第2セット5-2リードの時点で降雨順延となった。
試合中に腰を押さえる場面があり、再開予定の翌日、腰痛を理由に途中棄権した。その後、全仏、ウィンブルドンの4大大会を欠場。18日に閉幕したシンシナティ・オープンで約3か月ぶりにルアーに復帰したが、1回戦で敗れていた。
錦織は9月12日から始まる男子国別対抗戦デビス杯対ドイツ(東京・有明コロシアム)の日本代表に選ばれている。添田豪代表監督には「まだ100%ではない」と伝えていたようだ。現状、代表としてプレーするのは非常に難しいかもしれない。