J1清水エスパルスは20日、アウェー・福岡戦(23日)に向け三保で一部非公開調整した。DF山原怜音(26)が23年途中まで清水に在籍したMF松岡大起(24)との対決に闘志を燃やした。
自身は21年に特別指定として清水でプレー。同年夏に移籍してきたのが松岡だった。「同期ではないけど入った時期が近くて仲も良かったし(ポジションは異なるが)良きライバルだった」。海外移籍を経て24年から福岡入りしたかつてのチームメートは持ち味の守備に加え足元の技術も伸びているという。「攻撃に遊び心、余裕が出てきた」とポテンシャルは認めるが、自由にさせるつもりはない。
福岡はリーグ8戦負けなしと安定している。「球際でバチバチ来る。ベースの部分で負けるわけにはいかない」。前節の横浜FM戦(16日)は先発落ちも、途中出場でFW北川の得点をアシストするなど奮起した。松岡を上回る存在感で3試合ぶりの白星を呼び、定位置を奪回する。(武藤 瑞基)