新日本プロレスの「G1 CLIMAX 35」で初優勝したKONOSUKE TAKESHITAが18日、都内の新日本事務所で一夜明け会見を行った。

 有明アリーナでの優勝決定戦で10年連続10回目の出場で「H.O.T」を率いるEVILを激闘の末、勝利し劇的な初制覇を飾った。

 会見でTAKESHITAは「今、考えていることは2つ」と掲げ「1つは、来年の『G1 CLIMAX』をどうやって優勝するか。これは欲でもなんでもなくて、この『G1 CLIMAX』優勝したことイコール、プロレス界で最強の座を手にしたっていうことなので」とし「イギリス、アメリカ、メキシコ、カナダ、まあもちろん日本も。各国でまたここから1年間闘っていくわけで。常にこれからの一戦一戦には“『G1 CLIMAX』を優勝したTAKESHITAが”って、そこがついてくると思っています。『G1 CLIMAX』優勝したからにはもっと強くならないといけない。もっと強くなって、もっと強くあり続けて、そしてまたきっと来年の『G1 CLIMAX』を迎える。そして、また強さを見せると。凄くシンプルな話で、つねに最強を更新し続けるためには、今年の『G1 CLIMAX』をとったからこそ来年の『G1 CLIMAX』、それも視野に入れてまたここからの1年間を過ごさなきゃいけないなと思っているので。それがまず思っていることの1つ」と示した。

 続けて、もう1つを「IWGPをとりにいく。たしか、いまチャンピオンのザック・セイバーJr.とナイジェル・マッギネスの試合が『Forbidden Door』で決まっている。誰が相手でもいいし、それがいつであろうと、どこであろうとボクは構いません。

いつでも日本に呼んでくれれば来るし、新日本プロレスが『ここでやってくれ』と言ってくれればボクは行くし。本音を言えば次のタイトルマッチもザックが防衛してくれれば……。ボクの本音はザックとIWGPがやりたい。そう遠くないうちに、近いうちにボクはやりたい。ザックからIWGPのベルトをとりたい、それがボクの本音。なぜならザックが一番強いと思っているから。一番ボクが強いと思うレスラーからIWGPを。そしてチャンピオンとして1・4(東京ドーム)の舞台に立ちたい。いまはその2つ、ボクの頭の中にあるのはその2つ」と明かした。

 ザックは24日(日本時間25日)に英ロンドンでナイジェル・マッギネスと初防衛戦を行う。現王者のザックについて「まずはザックにしかないスタイルっていうのを持っていること。ザック・セイバーJr.のプロレスっていうものを持っているということ。

これは何よりも強みだと、プロレスラーとして。ボクもつねにそういうものを探しています。竹下と言えばこうだって言えるもの。ザックはそれを持ってるから、やっぱりそういう個性を持った、そして一つの道を極めたチャンピオンと戦いたいなと。大阪の公式戦では、初対戦でタップアウトしましたけど、半分締め落とされてましたし。で、この間の有明アリーナの準決勝では、ボクが結果的に勝利を収めてましたけど、途中で意識を飛ばされ、控室に帰った時にはここがどこかもわかっていない、そういう状況まで追い込まれて、それは強いからなんですよ、ザックが。ボクは強いヤツに勝ってIWGPのベルトを巻きたいので、だからザックにもう一度ボクの前に立ってほしい。それがボクのイメージです」と明かした。

 そしてIWGP挑戦へ「ボクはいつでも日本に来る準備はしてるし、一度も新日本プロレスのスケジュールのオファーを断ったことはないので、ボクは日本とアメリカを何往復する気でいますから、TAKESHITAを呼ぶ舞台が整ったらそこでその時のIWGP王者に挑戦したいと。『G1』覇者としてわがままを言うなら年内、近いうちにやりたいなと思ってます」と明言した。

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