8月24日の札幌の新馬戦(芝2000メートル)でデビューを予定しているウインベルチェーロ(牝2歳、美浦・手塚貴久厩舎、父エピファネイア)が8月21日、札幌競馬場の芝コースで追い切りを行い、上々の動きを見せた。初めて横山武史騎手を背にして、外フロムナウオン(5歳2勝クラス)を追走する形から、直線で仕掛けて調教駆けする格上古馬相手に併入に持ち込んでみせた。

 半姉ウインマリリンは22年の香港ヴァーズを制するなど重賞4勝を挙げており、血統の良さも魅力だ。全6勝のうち5勝をコンビで挙げてG1馬の姉の背中も知る鞍上は「良くも悪くもマリリンに似ているかなという感じです。ハミをさらってきたりするところなど、血統なのかなと思いますが、ものは悪くなくて奥がありそうです。新馬向きではないかもしれませんが、1回使って体は徐々に良くなってくるような感じがあると思いますし、そこは長い目で見てあげたいと思います」と、冷静に素材の良さを評価した。

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