プロボクシングの横浜光ジムは21日、元東洋太平洋スーパーフェザー級、前日本ライト級王者の三代大訓(30)=横浜光=が現役を引退すると発表した。
三代は所属ジムを通じて「6月14日のニューヨークでの試合を最後に引退を決めました。
三代は島根・松江市生まれ。松江工高から中大に進み、中大ボクシング部主将を務めた。アマチュアで57戦41勝(4RSC)16敗の戦績を残し、ワタナベジムから2017年3月にB級プロデビュー。18年6月の6戦目で東洋太平洋スーパーフェザー級王座を獲得し4度防衛。20年12月には同級10回戦で前WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(横浜光)を2―0の判定で下した。23年2月に横浜光ジムへ移籍。24年4月に仲里周磨(オキナワ)を3―0の判定で下して日本ライト級王座を獲得した。
同王座を2度防衛後に返上し、6月14日(日本時間15日)に米ニューヨークのマディソンスクエアガーデン・シアターで行われたIBF世界同級挑戦者決定戦で2021年東京五輪同級金メダリストのアンディ・クルス(キューバ)と対戦するも5回TKO負け。この一戦がラストマッチとなった。