大相撲の夏巡業を休場している関脇・大栄翔(追手風)が21日、東京・墨田区の両国国技館で行われた健康診断を受診した。

 大栄翔は「右腓腹筋断裂」で名古屋場所を全休。

コロナ関連を除いては自身初の休場で、先場所はテレビ越しに大相撲を見ていたという。「不思議な感覚だった。いつもやっている力士たちが活躍しているのを見ていると、また頑張りたいなと思った」と、胸の内を明かした。

 すでに部屋では四股、すり足を行い、20日からぶつかり稽古も再開させたという。来月1日の番付発表後から相撲を取る稽古を再開させるかという問いには「取りたいなと思っているが、まだ少しわからない」と語ったが、復活へ着実に歩みを進めている。

 来場所は三役の座から陥落することが濃厚だが、「一場所一場所、自分の相撲を取り切って、また上を目指したい。(三役に)戻ることはもちろん、さらに上を目指すことも考えて、これからはやっていきたい」と闘志を燃やした。

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