大相撲の幕下・炎鵬(伊勢ケ浜)が21日、東京・墨田区の両国国技館で行われた健康診断を受診した。

 炎鵬は名古屋場所7日目の取組で左脚を負傷。

五番相撲から途中休場し、2勝2敗3休に終わった。診断結果は「剥離(はくり)骨折」だったことを明かし、現在は「稽古場に無理のない範囲で降りて、親方から『四股はなるべく負担をかけないように』と言われているので、かけない程度にやっている。上半身を鍛えている」と話した。

 今回の体重計測では大台の100キロを割る99キロだったといい「運動もできず、運動量も今は落ちているので、いや~食べないといけないですね。食べているんですけどね」と笑顔で話した。

 脊髄損傷による7場所連続休場から昨年の名古屋場所で復帰。そこから一時は幕下上位まで番付を戻したが、秋場所(9月14日初日、東京・両国国技館)は再び番付を落とすことが予想される。「ケガしたことを考えればそれ以上にキツイことはないかなと思う。ここまですごい順調にきていたところもあったので、もう一度自分のやってきたことを考え直す機会になったかなと思う。こういうことでもあまりネガティブにならず、自分が成長できるいい機会かなと思う」と冷静に受け止めた。

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