大相撲の夏巡業が21日、秋田・由利本荘市で行われた。横綱・豊昇龍(立浪)が名古屋場所で新入幕だった琴栄峰(佐渡ケ嶽)と8番連続で取るなど12勝2敗。

琴栄峰に上手投げを決められず、逆に仰向けにされると負けん気に火がついた。すくい投げや土俵際ではたき込むなど6連勝。貫禄をみせつけた。指名理由などは明かさなかったが、「稽古はやれるときにやらないとね」。最後はぶつかり稽古に胸を出した。

 琴栄峰と先場所優勝した兄・琴勝峰(佐渡ケ嶽)は柏市出身。柏日体高(現・日体大柏)に通っていた豊昇龍には共通の恩師もおり、「柏は相撲の町だね」。切磋琢磨し、角界を引っ張っていくつもり。サッカーJ1柏レイソルも優勝争いしていることを知ると「そうなんですね!」と声を弾ませ、うれしそうだった。豊昇龍の横綱昇進は優勝した初場所後。25年を“柏の年”にするためにも秋場所で昇進後初優勝を狙う。

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