「Ｎスタ」井上貴博アナ、広陵の監督交代で指摘「高校としても問題の原因や責任がまだ明確になってませんし」
井上貴博アナウンサー 画像（1枚）

　２１日放送のＴＢＳ系報道番組「Ｎスタ」（月曜～金曜・午後３時４９分）では、第１０７回全国高校野球選手権大会に出場も大会途中で出場辞退した広陵（広島）がこの日、硬式野球部の中井哲之監督と中井惇一部長が本日付で交代すると発表し、新監督には、ＯＢでコーチの松本健吾氏が就任するとしたことを報じた。

　同校を巡っては、今夏の甲子園開幕直前に部内での暴力事案がＳＮＳ上で拡散された。

既に日本高野連から厳重注意処分を受けていたこともあり、一度は出場したが、指導者の部員への暴行といった新たな事案がＳＮＳで浮上。学校は新たな事実は確認できなかったとしたが騒動は収束せず、大会運営への支障や在校生への中傷があったことを踏まえ、２回戦を前に出場を辞退した。

　番組では、まず出水麻衣アナウンサーが「今回、不本意な形で思いが途中で途切れてしまったわけですから、新体制で心新たに次こそは！という思いでやってほしいですね」と発言。

　自身も野球経験者で学生コーチの立場で慶応高の指導に携わった経験を持つキャスターの井上貴博アナウンサーも「本当ですね。高校としても問題の原因や責任がまだ明確になってませんし、高野連としても初動対応がずさんなところがあったわけですよね。これをどういう風に次に生かすのか」と問題提起。

　その上で「被害者を保護しながら第三者委員会の調査を待って、再発防止策など、どんなものが出てくるのか。これが次の段階なんだろうなという風に感じています」と話していた。

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