大相撲の幕下・福崎(藤島)が21日、東京・墨田区の両国国技館で行われた健康診断を受診した。

 体重測定などを順調にこなしたが、左右両腕が太すぎて血管が見つからず採血で苦戦。

右腕→左腕→右手の甲と、担当者が3回目の挑戦で血管を探し当てた。「いつも採血は大変で、普通の病院だと針を4、5回刺しても血が出なかったこともある。それに比べたら針を刺すのを1回で済ませてくれたので良かった」と笑顔で振り返った。

 高校生として初めて幕下最下位格付け出し資格を取得し、3月の春場所でデビュー。5勝、6勝、5勝と順調に白星を重ねている。「勝ち越せてはいるが、幕下や部屋の兄弟子たちは強い。自分が上位という自覚を持って稽古しないといけないが、みんな強いので、なかなか勝てないことも多い。まだまだ力をつけないといけない」と気の緩みはない。規格外の両腕を持つ18歳のホープが関取を虎視たんたんと狙う。

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