◆女子プロゴルフツアー CATレディース 第1日(22日、神奈川・大箱根CC=6652ヤード、パー72)

 ツアー4勝の桜井心那(21)=ニトリ=が1イーグル、7バーディー、2ボギーの65で回り、入谷響(19)=加賀電子=、鈴木愛(31)=セールスフォース=と並ぶ7アンダーで首位発進した。親交が深い同7勝の吉田弓美子(38)=アマノ=を初めてキャディー起用し、昨年7月以来の初日首位に「100点」と自己採点。

年間4勝を挙げた23年の富士通レディース以来となる、復活の5勝目を目指す。

 会心の一打でロケットスタートを決めた。1番パー5。桜井は残り240ヤードの第2打を3ウッドで50センチに寄せ、イーグル発進した。今週投入した新パターもさえ、8番から4連続バーディーと量産し、今季自己最少の65で1年ぶりの首位発進。「100点。楽しかった」と声を弾ませた。

 通算7勝、17歳上の吉田をキャディーに迎え入れ、初タッグを組んだ。「めっちゃ笑わせてくれて、ポジティブな声を掛けてくれた」。下部ツアーで同組で回ったのを機に意気投合。昨オフに食事した際、桜井が依頼すると快諾してくれた。毎年秋に一緒にディズニーリゾートに行くが、直後の23年の富士通レディースが優勝、昨年も同3位。

桜井にとって「マジ尊敬です」と慕う“勝利の女神”だ。

 19歳だった23年は、史上3人目の10代での4勝をマーク。だが、昨季は予選落ち11回、今季は8回と不振が続く。優勝への思いは「めっちゃあります! 優勝する選手に値するような練習や技術は付いてきてる。全然いける」と自信をみなぎらせた。(星野 浩司)

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