JRAと世界の名手が競演する「2025ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」(8月23、24日、札幌競馬場)のウェルカムセレモニーが8月22日、札幌市内のホテルで行われた。航空機の遅延によりセレモニーを不参加となったクリスティアン・トーレス騎手を除いた13騎手が出席して抱負を語った。

 今年は横山典弘騎手と息子の武史騎手による史上初の親子対決が実現。セレモニーの壇上で早くも火花を散らした。まず司会者から話題を振られた武史騎手が「今、僕があるのは父である横山典弘騎手のおかげだと思っているので、普段からライバルと思っていますけど、このシリーズで負かしてやりたいという気持ちは強いです」と宣言すると、その後に父・典弘騎手が「こんな機会はないので、すごく楽しみです」と余裕の笑顔で受けて立った。

 また典弘騎手は今年4月に競馬の発展に貢献したとして農林水産省の第4回競馬功績者表彰の栄誉を受けており、選考委員会で選出されて昨年に続き3度目の出場。「今年は好きな競馬を40年間続けさせていただいて、国の方から功績者表彰をもらったおかげで、この場に立てるということをとても感謝しております。こんなうれしいことはないです。今年も素晴らしいジョッキーが集まったので、40年しっかりやってきた技術を、みんなに負けないように発揮したいと思います」と熱い言葉で意気込んだ。

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