8月23日の中京11R・伊賀S(3歳上3勝クラス、ダート1400メートル、ハンデ=16頭立て)は松山弘平騎手が乗った単勝6番人気のプロトポロス(牡5歳、栗東・西村真幸厩舎、父ウォーフロント)が、ハナを切って最後までしぶとく粘って逃げ切った、前走から連勝でオープン入りを決めた。通算10戦4勝。
この日3勝を挙げた松山騎手は「スタートも良かったです。昇級戦でしたがブリンカーが効いていて、集中して走っていました。最後は上に浮いてくるところがあるのですが、よく押し切って、頑張ってくれました」と満足そうだった。
管理する西村調教師は「腸骨を骨折した馬ですが、やっとここまで来てくれました。馬自身も不安があるのか、抜け出すとふわっとするところがあります。ブリンカーで前向きさが出ていましたね。今日の走りを見ても能力が高いですし、昔の事を忘れて走れるようになれば、いいところを取れる馬です」とほっとした表情を浮かべていた。