8月23日の札幌11R・2025ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)第2戦(3歳上3勝クラス、芝2000メートル=14頭立て)は、トール・ハマーハンセン騎手(25)=ドイツ=が騎乗する9番人気のパトリックハンサム(牡6歳、美浦・柄崎将寿厩舎、父バゴ)が、直線で内から抜け出して白星を飾った。勝ち時計は2分2秒1(良)。
WASJ初出場初来日の同騎手は、2戦目でJRA初勝利を挙げた。4着だった第1戦と合計して42ポイントとなり、暫定首位に立った。レースは馬群の内の6番手に構えて、直線では内から馬群をさばいて2着のスピードリッチに半馬身差をつけた。「スタートも道中もスムーズに進んでくれました。コーナーでは抑えつつ直線に入り、進路が空いたところで外に持ち出して一気に加速して勝つことができました」と声を弾ませた。
レース後にはJRA初勝利を祝うセレモニーが行われて、札幌競馬場からの記念品をルメール騎手から手渡された。ファンを前にしたインタビューでは「アリガトウ。今回このようにご招待いただきまして、大変感謝しております。とても仲良くしていただいているルメール騎手に贈呈してもらえて、とても光栄です。またぜひウィンターシーズンにも来られたらいいなと思っております。このいい調子を明日も引き続き見せられることを祈っています。また明日も応援よろしくお願いいたします」と、歓声に応えた。