◆フィギュアスケート 東京夏季競技大会 第1日(23日、東京・ダイドードリンコアイスアリーナ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、23年四大陸選手権優勝の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)が74・02点で首位発進を決めた。「今日のあのできでこれだけ点数が入ったことはプラスに捉えられる。

スタミナも残っていたし収穫があった」と今季2戦目で手応えをつかんだ。

 冒頭の4回転サルコーは着氷が乱れたが、続くトリプルアクセル(3回転半)を決めた。3本目のトウループはミスが出て2回転になったものの「コースとスピードが出ていなかった」と大きな課題とはならなかった様子。「取れるところで点数が取れていた。スピンも前回の試合(サマーカップ)より仕上げているので、点数がもらえていると思う」とうなずいた。

 22日まで5日間、岩手・盛岡市で合宿を実施。「プログラム中に疲れないように体力面を底上げしていた」。日によっては5時間氷上練習を行い、トレーニングも積み重ねてきた。2週前のサマーカップでは12位に終わったが、終了後に鍵山優真から「焦らないで」と助言も受けた。「サマーカップまでより練習はハードだが、それだけ体の状態もいいし、できるようになってきているのはいいこと」と前向きに取り組んできているという。

 24日にはフリーを控える。「まだまだ足りない部分がある。

悲惨な演技になるかもしれないけど、まずは確認と試合勘を意識したい」と意気込んだ。前戦のフリーは104・63点に終わっている。2週前の雪辱を期す。

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