◆自動車レース ▽スーパーGT第5戦「SUZUKA・GT300km RACE」第1日(23日、三重・鈴鹿サーキット=1周5・807キロ)

 第5戦の公式予選が鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスはARTA/シビックタイプRがポールポジションを獲得した。

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 今季最終戦(11月1~2日)をもってGT500クラスでの活動を終了すると発表した伊沢拓也(ナカジマ・レーシング)は、Q1で7位に入り、トヨタ勢をしのいでの6番手スタートに貢献した。

 2007年のデビュー以降、19シーズンに渡ってホンダのドライバーとして活躍してきた伊沢にとって、最後の鈴鹿でのレース。粘り強い走りで15歳下の大草りきにバトンをつなぐと、大草は6番手の位置に滑り込んだ。

 これまで5世代のマシンを操って通算7勝、表彰台に28回も上がったベテランは自身の“卒業”に際し「レーシングスクール時代、そしてレーシングドライバーとしてのキャリアを通して特に思い出深い場所、鈴鹿でのレース前にファンの皆様に伝えたいという思いがあり、このタイミングで発表させていただきました。残り4戦、チームと大草選手とともに最後まで一番のリザルトを目指して全力で戦います」とコメントしており、「ダンロップさんと一緒に勝ちたい」と力強い意気込みで決勝に臨む。

 ◆予選方式 決勝レースのスタート並び順を決定。2回の走行(Q1、Q2)をそれぞれ別ドライバーが担当し、Q1の上位がQ2に進出。Q2で最終順位を決定する。台数の多いGT300クラスではQ1を2組に分けて競う。

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