◇フィギュアスケート 東京夏季大会 第1日(23日、東京・ダイドードリンコアイスアリーナ)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、22年北京五輪代表の河辺愛菜(オリエンタルバイオ・中京大)は、58・11点。後半にジャンプでミスが出て「今日練習してきたことが出せたか、と言われたら、出せなかった部分の方が多いので、悔しい気持ちが大きい」と振り返った。
冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、フリップ―トウループの連続3回転ジャンプなどは降りたが、最後のルッツジャンプで転倒。中京大に拠点を置く河辺にとって、都内のアイスリンクはなじみがない中「6分間(練習で)初めて(氷に)乗ったこともあって、慣れるのに時間がかかった」と明かした。出場選手や雰囲気も中部地方の大会とは異なるが「自分の中で落ち着かせて、あまり戸惑うことなく自分をもったままいけたかなと思う」と、収穫も口にした。
今季は7月のみなとアクルス杯(愛知)、8月のサマーカップ(滋賀)と出場。12月の全日本選手権につながる東京選手権に向けては「悪くはないかなと思っている」と、手応えを感じる。「練習ではすごくいいものが跳べている。悪いものはシーズン前半で全部出し切ってしまえば大丈夫という気持ちで臨んでいるので。失敗する怖さとかを考えずに臨めたら」と河辺。フリーは24日に行われる。