◆プレミアリーグ 第2節 アーセナル5―0リーズ(23日、英ロンドン・エミレーツスタジアム)
プレミアリーグ第2節の5試合行われ、リーズの日本代表MF田中碧(26)はアウェーのアーセナル戦に先発出場したが、右膝を痛めて後半13分で交代した。
ホームで行われた開幕戦で古豪エバートンに1-0勝利を飾って中4日、田中はマン・オブ・ザ・マッチとなった開幕戦に引き続き強豪・アーセナル戦に4-3-3の中盤右サイドで先発した。
キックオフから豊富な運動量でピッチを縦横無尽に駆け抜けたが、前半に2点を奪われ、後半に突入すると同13分に田中が右ひざを痛めて交代するまでにまた2点を加点されて4-0と大差をつけられた。
すでに勝負ありの状況から、さらに後半アディショナルタイム5分に今夏スポルティングCPから鳴り物入りで加入したスウェーデン代表FWヨケレスがこの試合の自身2点目となるPKを決めて、最終的には5-0。優勝候補との対戦とはいえ、痛い大敗を喫した。
試合直後の会見で田中の故障箇所について聞かれたリーズのファルケ監督は「前半にタックルをして(右ひざの)じん帯に問題が発生した。初見は軽傷の印象だが、懸念もある。今後の経過を見守る必要がある」と発言。攻守の鍵を握る26歳日本代表MFの精密検査の結果が朗報であることを強く望んだ。
田中は治療を受け、試合終了から1時間後に記者と接触する取材エリアに姿を現したが、5-0大敗の上、故障も発生し、軽く会釈をしただけでチームバスへ乗り込んだ。歩様には怪我の影響は見られなかったが、次戦ホームのニューカッスル戦(30日)の出場は微妙となった。