大手レコード会社「日本クラウン」が定期的に開催する「2025年 日本クラウン新人歌手オーディション」の決勝大会が24日、都内で行われ、東京都の大学1年・生田瑚桃(いくた・こもも)さんがグランプリに輝いた。

 同オーディションからは2007年の準グランプリ・三山ひろし、19年のグランプリ・田中あいみ、準グランプリ・原田波人らを輩出。

応募総数2572人の中から頂点に立った生田さんは「本当に信じられない気持ち。とても歌がお上手な方ばかりの中で選んで頂けるのが光栄」と喜びの心境を明かした。

 19年にも同オーディションの決勝大会に出場したが惜しくも受賞はならず、今回晴れてリベンジを果たした。最終審査では渡辺真知子の「かもめが翔んだ日」を伸びやかな歌声で歌唱。「他の方にはない声質を持っていると思うので、それが勝因かな」と自己分析した。

 グランプリは日本クラウンからのデビューが約束される。「尊敬する半崎美子さんのように、聴く人の心に寄り添える歌手でありたい」と決意。アーティストとして立ちたい舞台について「日本武道館で歌ってみたい。『Mステ』の階段を下りてタモリさんに会いたい」と野望を明かした。

 なお準グランプリは茨城県の28歳・堀田晃平さん、ニッポン放送賞は元宝塚星組娘役の有沙瞳が受賞した。

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