櫻坂46が24日、京セラドーム大阪で全国ツアーの最終公演を迎えた。グループ5度目となる今ツアーは、5都市11公演で過去最大規模となる26万人を動員。
大輪の、満開の桜をドームに咲かせた。満員の客席を前にキャプテン・松田里奈は「櫻坂46の最高地点を目に焼き付けてください」とシャウト。その言葉通り「Addiction」「Make or Break」など全27曲を熱く、格好良くパフォーマンスし、ファンのテンションをMAXに保ち続けた。
関西はグループ最上級生の2期生にとってなじみ深い地だ。エース・山﨑天や藤吉夏鈴らを含む2期生は、13人中6人が関西出身。集大成にして初の京セラドームに大阪府出身の山﨑は「憧れの地でした」と大きく声を弾ませ、同府出身の田村保乃も「京セラに櫻坂46で立つのが夢だった。胸がいっぱいになりました」とかみ締めた。
グループは今年10月に前身の「欅坂46」から改名して5周年を迎える。春には残る1期生が全て卒業したと同時に9人の4期生が加入。節目を境に新時代へ突入しており、京都府出身の4期生・勝又春は「常に前進し続ける先輩方に少しでも近づけるように精いっぱい頑張っていきます」と宣言した。
アンコールでは、10月29日に13枚目シングルをリリースすることを発表。来年4月には5周年のアニバーサリーライブを行うことも明かした。
約3時間にわたって歓声を浴び続け、松田は「応援してくれるファンがいるから諦めずにここまで来られた。満開の桜を見ることができました」としみじみ。最後はドーム一面に光り輝く桜色のペンライトを眺めながら言い切った。「日本の皆さんが知らない人はいないくらい、大きなグループになりたいです」。この日の景色を胸に刻み、櫻坂46の33人は最高で最強のアイドルであり続ける。