◆明治安田J1リーグ▽第27節 FC東京0―4京都(24日・味スタ)

 FC東京は0―1の前半11分、ビルドアップでミスが生じ、GKキムスンギュがラファエルエリアスをPA内で倒し、PKを献上した。これを決められ、早々と2点のリードを許した。

後半36分にも、高い位置でボールを奪われ、エリアスにハットトリックを許した。

 試合後、松橋力蔵監督は「序盤のエラーで3失点。もう少し細部に対し、コーチングや準備が必要だった。自分たちのやろうとしている形、スタイルを覆されてしまった。本当に悔しいし、自分のふがいなさを感じる。ただ、このまま終わるわけにはいかないので、次の試合に向かいたい」と話した。

 ゴールキックからのビルドアップについて、指揮官は「距離感やタイミングで、十分(相手のプレスは)はがせたと思う。相手のエラーをうまくつけば自分たちは前進することができる」と振り返った。ただ、2失点目のPKにつながった場面に「僕も見ていて、そこに立っていたら相手が直線的に最短距離で来るよね、と。声は届かずという感じで…。しっかりコントロールして(キムが)ショルツに出せれば回避できた部分はあると思うが、相手のプレッシャーによって技術が不安定になって、ああいう形になった」と表情を曇らせた。

 次節(31日)の名古屋戦(豊田ス)では、この日前半に警告を受けたMF小泉、橋本、DF長友が出場停止と苦しい状況となる中、「勝つための準備を(したい)。

今元気でいられるかと言ったらそうではない。一回忘れよう、一回冷静になろうと言っても無理だと思う。その中で準備をしなければならない」と厳しい表情を崩さなかった。

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