J1清水が同ユースのMF土居佑至(18)、MF針生涼太(17)を来季、トップに昇格させる方針を固めたことが24日、分かった。複数のJリーグ関係者が明らかにした。
昨年U―17日本代表に招集された土居はドリブルに定評があるアタッカー。今季は3月末に2種登録され、初出場となった同27日のルヴァン杯・J3相模原戦では後半40分に左足で初ゴールを決める鮮烈なデビューを飾った。5月にはリーグの神戸戦に途中出場し、J1の舞台も経験。ユースでもここまでプリンスリーグ東海でチーム最多の11得点を挙げ攻撃の核としてけん引している。
同じく2種登録されている針生はユースでは主に左サイドバックを担当。クラブ関係者は「運動量が素晴らしい」と高評価する。U―17日本代表として4月のU―17アジア杯にも招集され、U―17W杯(11月、カタール)の出場権獲得にも貢献。今夏にはスペイン4部のサン・アンドレウに練習参加し、貴重な経験を積んだ。
清水ユースはプリンスリーグ東海で首位を独走している。金の卵コンビがチームをプレミア復帰に導き、胸を張ってプロの世界に飛び込んでいく。
◆土居 佑至(どい・ゆうじ)2007年5月12日、三重・津市生まれ。
◆針生 涼太(はりう・りょうた)2008年3月7日、宮城・仙台市生まれ。17歳。FCセレスタ、FC.FUORICLASSE仙台を経て清水ユース入り。25年、U―17日本代表としてU―17アジア杯に出場。174センチ、64キロ。利き足は左。