俳優の大沢たかおが25日、都内で行われた主演映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」(9月26日公開、吉野耕平監督)の完成報告会に上戸彩らと出席した。

 「沈黙の艦隊」シリーズ第2弾。

昨年の映画第1弾、今年2月にPrime Videoで配信開始したドラマ「沈黙の艦隊シーズン1~東京湾大海戦~」に続く物語。北極海で繰り広げられる激闘が見どころになる。

 核ミサイルを抑止力として世界平和実現の野望を持つ海江田四郎を演じる大沢は、前作までの反響について「たくさんの方に見ていただいて反響もすごく大きかった。海外の電気屋さんで店員の女性に『海江田』って呼ばれたこともあった」とエピソードを交えて語った。今作にも主演、プロデューサーとして携わるが「続編はプレッシャーがある。ゼロから一よりも難しい部分がある」と話しつつ、「今作を見た感想としては、自分たちができる限界まではやってきた。心からこの作品を作ることが出来て良かったと思うし、これなら皆さんに見ていただけると思いました」と満足げだった。

 ジャーナリスト・市谷裕美役の上戸は「たくさん情報があふれてる今の世の中でどこに軸をおいてなにを信じていくのか。(まさに)今の作品だなと」と感想を述べた。市谷(上戸)と行動を共にするフリーカメラマンの森山役を演じた渡邊圭祐は「(上戸は)本当に気さくな方。僕目線では上戸さんが主演でした」と話し、上戸が大沢に頭を下げる場面も。撮影中には上戸から子供の写真を見せてもらったという渡邊は「すごくきれいでかわいい子なんです」と明かし、上戸が「すいません、話がそれちゃって」と場を収めた。

 原子力潜水艦「やまと」の副長・山中栄治役で出演している中村蒼は大沢とのエピソードについて「大沢さんは体重管理をされてて、サンドイッチを『半分こにして食べよう』と言ってくださって、その半分こして食べたサンドイッチが今までで一番おいしかったです」と笑顔で明かし、大沢も「(体重管理で)食べてなかった。サンドイッチを手にとって戻ったんですけど、これ全部食べるのはなあって思って、半分こしてもらいました。(中村は)ほんとは食べたくなかったと思うんですけど」と笑った。

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