日本サッカー協会は27日、レフェリングに関する理解を深めることを目的としたメディア対象の「レフェリー・ブリーフィング」を都内で行った。

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 国際サッカー評議会の決定により、J1で第25節(8月9日~)からスタートした新ルール・通称「キャプテンオンリー」について、審判委員会の佐藤隆治マネジャーが見解を述べた。

 佐藤氏は改めて「キャプテン以外が(審判員と)話をしていはいけないということではない。審判員と選手がコミュニケーションをとり、試合を進めていくことには変わらない」と説明した。「オンリー」という言葉が一人歩きしている部分もあり、一部で誤解が広まっている現状があった。

 佐藤氏によると「キャプテンオンリー」の“発動”タイミングについては「レフェリーを取り囲むような異議が出た時に、どのように対応するのか、ということ」。キャプテンだけを呼び、状況を説明するやり方は元々あったもので「それがルールとして明確になったもの。キャプテン以外の選手が話をしてはいけない、ということではない」と語り、理解を求めた。

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