テレビ朝日には今年4月、計4人の新人アナウンサーが入社した。現在はそれぞれ担当番組が決まり、徐々に視聴者にも顔を覚えられ始めている。

入社から5か月が経過しての今の心境、アナウンサーの道を選んだ理由はさまざまだが、全員が一日も早く先輩に追いつくことができるよう、日々奮闘を続けている。(中西 珠友)

 佐々木若葉アナウンサーは朝のワイド番組「グッド!モーニング」に配属されたことで、生活リズムがガラッと変わった。夜は8時に就寝し、午前2時前に起床。「初めは夜寝られなくて、しばらく天井を見ていた」と苦戦したそうだが、ようやく慣れてきた。

 入社後の5か月間は「悔しいけど楽しい」の連続だ。「言った言葉は取り消せないし、『もう一回やらせてください』も絶対にできない」。生放送ならではの緊張感で、失敗の毎日。オンエアを終えると「先輩アナウンサーの一言に私も同じようなテンションで乗っかって、コメントができたら良かったな」などの反省も数え切れないほど。ただ「普通に生きていたら、こんな悔しい気持ちになることがない」という環境が自らの成長につながると思うと、前向きな気持ちになるという。

 研修時に担当だった久冨慶子アナが憧れのアナウンサー。「優しさがあふれていて、言葉一つとっても言い方だったり、言葉選びだったりに全て温かみがある」話し方は、心の中にスッと入ってきた。その姿を目指し、「見ている人が傷つくことがないような、心あるアナウンサー」として多くの人々に情報を届けたいと考えている。

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