「三代目J SOUL BROTHERS」のボーカル・今市隆二と被害者のタクシー運転手との示談が28日、成立した。被害者は同日、コメントを発表。
【被害者のタクシー乗務員より】
今市さんとの間で示談が成立し、被害届の取下げを行いました。今市さんが、暴行および脅迫についての事実を認め、反省しているのであれば、私個人の意思としては、今市さんの芸能活動の自粛や、グループのメンバーとしての芸能活動の休止を求めることはありません。
事件の日、私は、今市さんと同乗者の方が乗車されたあと、すぐに今市さんだとわかりました。テレビを始めとして、活躍する姿を沢山見てきたからです。ただ、これまで何度も芸能人の方をお乗せすることはありましたので驚くことはありませんでした。今市さんはかなりお酒に酔っていらっしゃいましたが、芸能人の方にもプライベートがあり、そういった状態にいらっしゃるお客様にも、車内ではリラックスしていただき、安全に目的地までお届けすることが私の仕事だと思っていました。
しかし、運転中に耳元にあるアクリル板を突然殴られたときの衝撃と恐怖は物凄いものがありました。今まで経験したことのない衝撃と恐怖でした。特にお客様を乗せた状態での走行中は、前方に注視し運転に集中しており、突然耳元で聞いたことの無いような大きな音が聞こえてきたとき物凄い驚きと恐怖を感じました。何をされるかわからないという恐怖だけでなく、「もし事故を起こしてしまったらどうしよう」「絶対事故を起こさないように」ということだけを考えるようにしました。
防犯カメラの映像には、私が、淡々と運転する姿が映っています。今市さんに「叩くのをやめてください」とも言ってません。それは、今市さんの行為を受け入れていたわけではなく、「やめてください」と恐怖で言えなかったのです。私が、車内で一切反抗や反論をしなかったことは、決して今市さんの行為を受け入れているのではなく、恐怖で言えなかったのです。そこは、どうか誤解しないでいただければと思います。
そして、テレビで何度も見ていた今市さんから行為を受けたとき、恐怖だけでなくショックもありました。正直、普段見ていた姿と全く異なるものでした。ただ、何より今回のような行為は、事故につながる恐れのある、大変危険な行為になります。そのことについての認識を忘れないでいただければと思います。
今回、今市さんからは、弁護士を通じて率直な当時の認識についての共有があり、その後、今市さんが暴行および脅迫の事実について認めたため、今市さんからの謝罪を受け入れ、示談に応じることにしました。私は、今市さんが示談を認め、反省をし、そして同じことを二度としないと誓うのであれば、私個人としては、グループのメンバーとしても個人としても芸能活動の自粛や活動休止、芸能活動の制限を求めることは一切ありません。
最後に、事件が報道されてから、インターネットやSNSで、根拠のない臆測を目にするたびに、とても苦しい気持ちになりました。どうかお控えいただければと思います。