俳優の吉沢亮が主演し、興収110億円超の大ヒットを記録している映画「国宝」(李相日監督)が第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に選出したと28日、日本映画制作者連盟(映連)が発表した。

 吉沢演じる主人公・立花喜久雄が大物歌舞伎俳優に引き取られ、芸に生涯をささげる物語。

興収は110億円を突破し、邦画実写において「南極物語』(1983年、110億円)を上回り、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年、173・5億円)に次ぐ歴代2位となっている。

 日本代表の選出作品は申請のあった9作品から映画監督の本木克英氏らが委員を務める選考委員会などによって選出された。今後、世界各国の代表作品から候補作が絞られ、来年3月までに受賞作品が決まる。

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