timeleszの寺西拓人が、来年元日公開のアニメ映画「迷宮のしおり」(河森正治監督)で声優に初挑戦することが28日、分かった。ミステリアスな天才大学生を演じる。
誰もいなくなった異世界の横浜を舞台に、スマホの中に取りこまれてしまった女子高生・栞の脱出劇を描いた物語。これまで、栞の声を「新しい学校のリーダーズ」のSUZUKAが務めることなどが発表されていた。
寺西は、スマホと人間の脳を直接つなぐ研究をする若き天才・架神傑(かがみ・すぐる)の声を担当する。「いつかは…と思っていた声優のお仕事に、初めて挑戦させていただきました」と歓喜。初体験のアフレコについて「体当たりでぶつかってみたところ、監督はじめスタッフの皆様がたくさん褒めてくださり、危うく勘違いしてしまいそうでした」と手応えをあらわにする。
演じた傑は、国際的に注目される起業家でもあり、主人公・栞を翻弄(ほんろう)する役柄で「どこか掴(つか)めない雰囲気を感じてもらえたら、と思います。スマホと人との関わり方について考えさせられる作品になっています」とアピールした。
河森監督は、寺西の声優ぶりを「傑は難しい役どころです。その複雑な心情を魅力的に表現してくださいました」と絶賛。「ここでしか聴けない甘いささやきや、強烈な雄叫びも、ぜひご期待ください!」と呼びかけた。