女優の趣里(34)が、7人組ダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」のRYOKIこと三山凌輝(26)と結婚し、第1子を妊娠していることを29日、自身のインスタグラムで三山と連名で正式発表した。人生の新章を踏み出した趣里の歩みを振り返る。
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趣里は1990年、俳優・水谷豊、伊藤蘭の長女として誕生。一人っ子として両親の愛を受けながら育ち、水谷は23年のスポーツ報知のインタビューに、「娘の幼稚園、小学校の送迎を毎日のようにした。僕以上に送った父親はいなかったと思います。冬、寒い時に自転車の後ろに乗る娘が僕の服のところに手を入れてくて、それが父親としてはうれしかったですよ」と子煩悩ぶりを明かしていた。
幼少期からバレエに熱中し、15歳で英国にバレエ留学したものの、けがで断念。「当時は夢を失い何も考えられなかった」と失意の中でも挫折を乗り越え、舞台や映像の世界を志すように。アクターズスクールに通い演技を一から学び、2011年にTBS系「3年B組金八先生ファイナル」で女優デビューした。
水谷と伊藤の長女だけに当初は“親の七光り”と揶揄(やゆ)する声も、下積み時代に地道に培った実力ではねのけ、18年には日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど女優としての存在感を発揮してきた。
NHK朝ドラヒロインのオーディションは主演を含め4度受け、22年にはオーディション組で最年長の32歳で、23年後期「ブギウギ」の主演をつかんだ。歌手・笠置シヅ子さんをモデルとしたヒロインを熱演。ヒロインの恒例行事でもあるメディア数十社による個別取材リレーも、疲れの色を一切見せず「ぜ~んぜん、大丈夫!むしろ、ありがたい限りです」とパワフルな笑顔でこなし、「運命を感じる役。きっと転機になる」と意気込みを語っていた。
華奢(きゃしゃ)な体格ながら、食べることが好きで随一の「かき氷マニア」として知られる。季節外れの秋でも冬でもかき氷店を訪れており、「ブギウギ」のインタビュー時も「撮影がお休みの日に、(撮影地の)大阪でもかき氷屋さんに行けたらいいな」と声を弾ませていた。
作品で共演した後輩などの面倒見がいい“姉御肌”な性格でも知られる。母の伊藤は以前、スポーツ報知のインタビューで娘について「仕事や人に対する思いがまっすぐ。向き合い方がマジメ」と評しており、仕事とプライベートを両立させていたようだ。
◆趣里(しゅり)1990年9月21日、東京都生まれ。34歳。2011年、TBS系「3年B組金八先生ファイナル」でデビュー。13年「おとぎ話みたい」で映画初主演。18年、主演映画「生きてるだけで、愛。」で日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。24年、フジ系「モンスター」でGP帯連ドラ初主演。他の出演作にTBS系「ブラックペアン」シリーズなど。