将棋の西山朋佳白玲=女流王将=が29日、東京・台場のグランドニッコー東京台場で行われた第5期白玲戦七番勝負第1局の前夜祭に出席した。翌30日午前9時から、福間女流六冠との対局が行われる。

 白玲戦は2020年、ヒューリック社が8つ目の女流タイトル戦として創設。タイトル獲得者への賞金はこれまで1500万円だったが、今年4月に今期から5000万円(特別賞含む)に増額することが決定。また6月の棋士総会で、白玲を通算5期獲得でプロ棋士に編入する権利が与えられることも決まった。

 3期獲得中の西山は「今回より白玲戦においてさらなる発展をしてくださいまして、女流棋界のモチベーションを大きく上げてくださいました」と感謝。「明日から白玲戦の七番勝負が始まりますが、始まってしまえば短い期間。そういったなかで、見合った将棋を目指して頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。

 今年度の西山は、4月に体調不良により挑戦する予定だった女流王位戦を辞退。6月に行われた7連覇中だったマイナビ女子オープンでは、福間に2勝3敗。女王位を奪取された。復帰後は16戦8勝(不戦敗1含む)。2024年度は勝率8割で女流棋士トップの数字を残していただけに、本調子に戻し切れていない様子もうかがわせる。

 それでもこの日は久しぶりにファンの前に姿を現し、笑顔。

「皆さまの前に立たせていただくと『久しぶりにタイトル戦を戦わせていただくんだな』という実感が湧いてきて、緊張を感じております」と心境を明かしていた。

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