台湾出身の歌手ジュディ・オングが29日、大阪市福島区のABCホールで開催された「第21回大阪アジアン映画祭」のオープニング・セレモニーに登壇。大阪万博開催時の1970年に主演した台湾映画「万博追跡」の映像が現代技術で修復された「2Kレストア版」が世界初上映された。

台湾で公開された55年前は日本での仕事が多忙で鑑賞できなかったといい、75歳となって、20歳の自身と“再会”を楽しんでいた。

 若いアジア各国の映画人、俳優とともに舞台に立ったジュディは「心は25歳です」と胸を張った。「きのう行ったのよ、万博。死ぬかと思いました。最初着た時は軽かったお洋服が重くなってましたのよ」と最高気温36度の酷暑の中、大阪・関西万博を探訪。日本館の「火星の石」などを鑑賞した。

 一方で55年前の大阪万博では「一日館長をやったのよ。台湾館の」とスマイル。弱冠20歳で当時の「中華民国館」の顔として日台の架け橋になっていた。当時のあどけないビジュアルのポスターもステージに運び込まれ、出席者から「かわい~!」の声も上がった。そのビジュアルと同じポーズを報道陣に求められ「複雑です」とジュディ。「これからも多くの若い人たちのパワーを紹介していただけるものにとなっていただければ」と映画祭のさらなる発展に期待を寄せていた。

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