世界的に知られるアクションスター、ジャッキー・チェン(71)が30日、東京・TOHOシネマズ日比谷で出演映画「ベスト・キッド:レジェンズ」(ジョナサン・エントウィッスル監督)の舞台あいさつを行った。

 「き・きのう? きのう、きのう?(一昨日の意味)から日本です」とジャッキー。

公開初日の29日とこの日の両日で、驚異の計11回もの舞台あいさつを行い、ハリウッドスター級では2日間で最多を記録した。公開初日に舞台挨拶で登壇するのは30年ぶりだったという。日本を愛し、サービス精神旺盛で知られるだけに、この日も疲れた様子を見せず、テンション全開だった。

 「この道に入って64年目に入った。自作にコメディーがあっても下ネタがないのは、全世界の子どもたちに見てほしいから。尊敬する人はチャップリン、黒澤(明)さんなどたくさん。全世界にファンがいるから、ここまでやって来られた」と感謝。客席は長年のファンと思われる層が大半を占め、多くが興奮し、大喜びだった。

 ジャッキーはそっくりのタレント・ジャッキーちゃん(50)を相手にカンフーの動きで記念の手形を取った。昭和、平成、令和と定期的に取ってきており、「次の手形は20年後だね」と笑顔を見せた。

 同作は日本では第1作が1985年に公開された人気シリーズの最新作。ジャッキーは2010年に公開されたリメイク作品で、ウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスが演じた主人公にカンフーを教える師匠を演じた。

今作では身内の不幸が原因でショックで立ち直れない中、北京から米ニューヨークに引っ越した弟子の高校生の元に赴き、シリーズ1~3作の主人公・ダニエル(ラルフ・マッチオ)と共に弟子を再び鍛え上げる姿が描かれる。

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