日本一の高校生漫才師を決める第23回「ハイスクールマンザイ2025」が30日、大阪市中央区のクールジャパンパーク大阪TTホールで開催され、大阪府立咲くやこの花高1年のコンビ「ご恩と奉公」が全国870組の頂点に立った。

 「運動場でエアドロしようぜ!」「刑泥や!」「何時何分何秒? 太陽が何回回った時?」「天動説!」などなど、憧れる霜降り明星をほうふつする言葉遊びのしゃべくりで、客席を大爆笑へと導いた。

審査委員長のオール巨人は「6人の審査委員が満場一致。霜降り明星に似ているという声もあった。『マネし漫才』と言って人のマネから入るのはいいこと。(ネタ自体も)分かりやすい。皆さんが知ってる言葉を選んでやってくれた。(他のコンビは)自分の友達しか笑ってないのもありましたからね」とクオリティーの高さをたたえた。

 強心臓ぶりも群を抜いた。スポーツマン風のボケ・平山誠真さん(せいま、15)はネタ直後、感想を問われて「ノープロブレムです」と返し、司会のタカアンドトシ・トシから「欧米か」のツッコミを引き出した。ロン毛のツッコミ・川口悠輝さん(16)も高2になる来年も出場するかと問われ「賞金が復活したら」と答えて笑わせ、ネタだけではなく平場の強さをも証明した。

 咲くやこの花中1年の夏にコンビを結成したという“天才少年”コンビ。高校生時代に素人演芸番組を席巻した“元天才少年”のオール阪神が「しっかりしてますよね。今は(テレビの)漫才番組やYouTubeといろいろ見れますから(勉強ができる)…」とまで言うと、巨人が「そこで言わんかいな。

まだまだやなと」と腕を叩いて笑わせ、若きコンビにレジェンド漫才師の力を見せつけた。

 優勝コンビには吉本総合芸能学院(NSC)の入学費と学費免除の特待生資格が与えられた。川口さんは「夜間の学部のある大学に行ってNSCを目指そうと思います」と3年後の“プロ入り”へと瞳を輝かせた。阪神も「僕は19歳で(当時の「なんば花月」の)トリ取ったんで。大学行くと19歳でトリ取るのは無理。だから大学行ってよ。僕の記録抜かんといてね。抜きにきたら邪魔するよ」とジョークで進学を勧めていた。

編集部おすすめ