◆明治安田J3リーグ 第25節 栃木C5-4沼津(30日・愛鷹広域公園多目的競技場)

 最下位のアスルクラロ沼津はホームで3位の栃木Cに4―5で敗れ、クラブワーストに並ぶ5連敗を喫した。3度のビハインドを追いつき、後半24分に1人退場した直後の同26分に一時勝ち越す意地も見せたが、同アディショナルタイム(AT)に痛恨の連続失点で力尽きた。

5戦17失点と守備の崩壊を立て直せない状況が続いている。次は9月6日、アウェーで八戸と対戦する。

 壮絶な殴り合いの末、“KO”された。沼津は3度のビハインドを追いつき、1人少なくなった後半には一時勝ち越すなどファイティングポーズをとり続けたが、20年9月以来、クラブワーストに並ぶ5年ぶりの5連敗。中山雅史監督(57)は「(逆転されたのは)力のなさ。最後まで走る、競り合う、状況判断力を付けていかないといけない」と厳しい表情で振り返った。

 7分と表示された後半ATに落とし穴が待っていた。同1分、FKの流れからゴール前に浮き球を送られ、MF宇都木に同点被弾。同7分には左クロスからFWウタカに頭でねじ込まれた。「クロスをフリーで打たれている。上げさせる前にどんな対応ができたか」と指揮官。数的不利な状況でJ1でも実績十分な助っ人を止めるだけの力は残されていなかった。

 直近5試合で計11得点と攻撃は機能しているが、計17失点と守備の立て直しは急務だ。この日勝った19位・岐阜との勝ち点差は5に開いた。次は9月6日にアウェーで首位の八戸と対戦する。前半、一時同点となるゴールを決めたFW白輪地敬大(23)は「細部にこだわっていかないと勝ち点は取れない」と指摘した。トンネル脱出へ、無駄にできる時間は1秒たりともない。

(武藤 瑞基)

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