◆明治安田J1リーグ ▽第28節 柏2―1福岡(31日・三協F柏)

 柏はホームで福岡に2―1で勝利し、J1ホーム通算200勝を達成した。前半34分にセットプレーから先制点を許すが、同アディショナルタイム5分にMF久保藤次郎がMF小屋松知哉のクロスを沈めて同点。

後半31分にFW瀬川祐輔が勝ち越しのPKを沈めて、2戦連続の逆転勝利となった。

 米国遠征に臨む日本代表のメンバーに選出されたFW細谷真大は、9戦ぶりに先発で出場。フィジカルの強さを生かした推進力、ゴールへの嗅覚で好機は作るが、決めきれず。PKのキッカーを務めた前半20分には、左を狙うが相手の好セーブに阻まれた。しかし、その後も相手DFラインの裏を狙い続けると、後半27分にエリア内で抜け出し、同じく日本代表に選出されたDF安藤智哉からファウルをもらい、PKを獲得。勝ち越しにつながった。

 逆転勝利に大きく貢献するPK獲得だったが、「失敗してPKは獲得できましたけど、ちゃらとはいえない」。PKの再チャレンジにも意欲的だったが、「監督に確認したところ、やめとこうと言われた」とも明かした。得点への思いはありつつも、「勝ててはいるので、そこはポジティブに捉えたい」と前向きに捉えた。

 ここから米国遠征に向かう。今回はFW上田綺世、小川航基、前田大然、町野修斗も招集され、1トップを務める選手が多く名を連ねている。細谷も「(同ポジションの選手が)多いなとは感じました」としつつ、「(6月と7月の活動で)点を取れているので、継続的に取れればいい。

少ない時間の中でどう自分をアピールできるかも大事。最低ラインとして結果は必要だと思いますし、何かしらの爪痕を残さないと次の遠征はない。うまく自分の持っているものを出したい」と言葉に力を込めた。

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