◆明治安田J1リーグ▽第28節 浦和1―0新潟(31日・埼スタ)

 浦和はMFマテウスサビオの先制ゴールを守り抜き、4試合ぶりの無失点で新潟に1―0と勝利した。前半30分、カウンターから抜け出したMF金子拓郎のラストパスを、サビオが右足で決めて先制に成功。

直近の公式戦は2試合連続で後半に逆転負けを喫してきたが、この日は後半も体を張った守備で耐え抜いた。順位は7位のままだが、首位京都との勝ち点差7を維持して優勝戦線に食らいついた。

 先制アシストの金子は「今日負けたら優勝争いはもう終わりだ、と思ってやっていました」と明かした。アシストのシーンは、仲間たちの好プレーをたたえた。「まず(FW小森)飛絢が体を張って落としてくれたので、そこは狙い通りでした。(ドリブルで)運んでいる時に(新潟の)カバーの選手がカットインを警戒して(金子に)近めのポジションをとっていたので、サビオがドフリーだった。あとはサビオのシュートがすごかった。自分はちょんと出しただけ」と話した。

 後半は押し込まれ、耐える時間帯も増えた。「ためを作る、はがして前進するところは特に意識してやりましたけど、もっと自分たちでボールキープできれば、もう少し楽に試合を終わらせることができる。あわよくば追加点を狙っていくチームになるべきだと思う」と課題も挙げた。さらに「(リード後は)やっぱりリスクを追いたくないという気持ちが出てしまうのはわかるけど、前半自陣からつなげたところを、後半は放棄してしまうところがある。

そこは勇気を持ってトライしていければ」と続け、この勝利を糧とすることを誓っていた。

編集部おすすめ