俳優の松下洸平が11日、東京・上野の東京都美術館で行われた「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(12日~12月21日)の取材会に出席した。

 ファン・ゴッホと彼を支えた家族に焦点をあてる展覧会。

ゴッホの作品30点以上、日本初公開の手紙4通などを展示する。サポーターと音声ナビゲーターを務める松下は、大阪展に続いて2度目の訪問。「何度でも足を運びたくなる空間。『オリーヴ園』が好きです。再会できて、うれしかったですね」とかみ締めた。

 ゴッホ同様、松下も家族のサポートの大きさを感じたことがあるという。「僕は幼少期からやりたいことが多い人間でしたが、『好きなだけやりなさい』と言ってくれた家族の存在は大きいです」。油絵画家の母親に影響を受け、高校では美術を専攻していたが、「母は今も絵を描いています。バイタリティーある背中に励まされ、僕自身も頑張ろうと思います」と背筋を伸ばした。

 先日、役者業でも母が人知れず支えてくれていたことを知ったばかり。「この間、実家に帰ったら、僕が出演した舞台のパンフレットや初めて出た雑誌を切り抜いてファイルに残しているのを初めて見た。残していかないといけないなって思いましたね」と感謝した。

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