カナダ・トロントで開催中の第95回トロント国際映画祭(14日まで)スペシャル・プレゼンテーション部門に出品されたアニメ映画「果てしなきスカーレット」(細田守監督、11月21日公開)の公式上映が、10日(現地時間)に行われた。

 細田監督は公式上映前のディナーパーティーに招待され、多くのハリウッドスターや映画製作者と交流。

本作の主人公と同名のスカーレット・ヨハンソンと意気投合した。細田監督が作品について説明すると、ヨハンソンは主人公が同じ名前であることに驚き、大いに興味を示したという。

 公式上映では、会場のロイヤル・アレキサンドラ劇場の1148席が満席に。細田監督は「生と死が混じり合う場所で、一人の女性が生きる意味を見つける映画です」と説明。上映後には「復讐劇の元祖である『ハムレット』をベースに、現代だったらどういう解釈の物語がありうるだろうかと考えたのがきっかけです。ハムレットが別の選択をしていたらどういう風になるのかと、僕自身の『ハムレット』を探し出す旅が始まりました」とアイデアの一端を明かした。

編集部おすすめ