「20th Century(トニセン)」の井ノ原快彦が映画「ベートーヴェン捏造」(12日公開、関和亮監督)にベートーヴェンのまな弟子・リース役で出演することが11日、発表された。同日、都内で行われた公開前夜祭舞台あいさつで発表され、井ノ原がキャスト陣にもサプライズで登場した。
同作は音楽史上最大のスキャンダルの真相に迫る歴史ノンフィクション「ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく」(かげはら史帆著)を実写映画化。バカリズムが脚本を務める。ベートーヴェン(古田新太)への愛が重すぎる、忠実なる秘書・シンドラー役を山田裕貴が演じる。
サプライズで登場し、「皆様お足元の悪い中、ありがとうございます」とあいさつすると、古田からは「普通に来いや、イノッチ」とツッコミが。
「特捜9」で共演し、親密な関係である山田と井ノ原。井ノ原が「途中まで山ちゃん(山田)に『今日よろしくね』ってライン打ってたんですよ。途中でサプライズって気づいた。危なかった」。一方の山田は「言葉がすぐ出てこない。ちょーうれしいです。今、背中ぐしょぐしょです」と驚いた様子だった。
「特捜9」の関係性があってのキャスティングか聞かれると、監督は「そう思います。
井ノ原は現場での様子について「山ちゃんが気を使ってくれて、マネジャーみたいにべったりくっついてくれた」。山田は「いつか自分の主演作品で井ノ原さんと共演したいなと思ってたので、こんなに早くかなって、ありがたい、ありがたい、ありがたい、ありがとうございます」と最高の笑顔を見せた。