◆明治安田 J1リーグ▽第29節 広島1―1京都(12日・Eピース)

 J1首位の京都が、広島戦で勝ち点1を積み上げた。これでJ1でのクラブ新記録となる10試合連続無敗を達成。

FWラファエルエリアスは、5試合連続となる同点ゴールを決めた。

 前半から、広島にペースを握られ続けた。攻撃でも思うようにボールをつなぐことができない苦しい時間が続いたが、球際の部分で強さを見せつけて無失点で試合を折り返した。

 後半18分には先制を許し、決定機を作れないまま迎えた同43分。DF宮本優太が縦パス1本でスイッチを入れると、途中出場で右サイドにいたFWマルコトゥーリオが受けて中へクロス。エリアスが相手DFを背負いながら収め、反転して左足を振り抜いた。ここしかない、値千金の同点弾。得点後には、手を頭から前に差し出し「娘たちが非常に日本になじんで、いろんなことを覚えてきて、教えてくれる。子どもたちとの約束だった」と人気キャラクター、アンパンマンの「僕の顔をお食べ」パフォーマンスを披露した。

 残り9試合で、本拠戦は6試合となる。アウェーでの勝ち点1に、エリアスは「1試合首位を守れたことが非常に大きいと思う」と納得の表情。次節の清水戦(20日・サンガS)は累積警告で不在となるが「(仲間たちを)信じている。

例えば今回メンバーに入っていない選手でも我々に素晴らしい選手はたくさんいる。清水戦で勝ち点を取ってくれるのは確信してますので、また自分は次の機会に向けて準備します」と、前だけを見据えた。

編集部おすすめ