◆明治安田J1リーグ▽第29節 横浜FM0―3川崎(13日・日産スタジアム)
神奈川ダービーはアウェーの川崎が制し、今季初のリーグ3連勝を飾った。前半4分、DFファンウェルメスケルケン際からパスを受け、右サイドを抜け出したFW伊藤達哉が相手を交わして、左足で逆サイドに鮮やかなゴール。
前半17分には、MF山本のスルーパスからMF脇坂とつなぎ、最後はゴール前で横パスをFWマルシーニョがシュートと決定的チャンスを迎えたが、これはGK朴にセーブされた。その後も19分にFWエリソンが右足でシュート。44分には、左CKの流れからファーサイドでボールを受けた伊藤が右足で素早い振りからのシュートで相手ゴールを脅かした。前半は1―0で川崎がリードして折り返した。
後半も川崎が多くチャンスをつくった。5分には脇坂が相手を交わしてシュート。9分、右サイドからのFKを脇坂が上げ、MF橘田が手前で右足シュートと好機が続いた。11分には、相手CKからカウンターを仕掛け、エリソンが独走。左足シュートは、GK朴にはじかれたが、ゴール前に詰めた山本がDF鈴木に後方から倒され、PKを獲得した。鈴木は退場となり、このPKを17分にエリソンが決めて、リーグ戦3戦5発。
後半アディショナルタイム8分にはFW宮城が右足でダメ押しの3点目を挙げた。守っては、リーグでは6月14日・横浜FC戦(ニッパツ)以来となる10試合ぶりの無失点で終えた。