◆明治安田J1リーグ▽第29節 鹿島3―0湘南(13日・メルスタ)
鹿島は湘南を3―0で下し、首位・京都に勝ち点で並ぶ2位に浮上した。0―0で迎えた後半に3ゴールを奪った。
採点と寸評は以下の通り。
鬼木達監督【6・5】「中断期間に何してたんだ」とならないところに、監督としての才を感じる。修正し、自信を深めさせ、強気を求めて勝ち点3
GK早川友基【6・5】約15時間の機内泊から2日、あの手この手を繰り出してクリーンシート
DF濃野公人【6・5】待ちに待った待望の初ゴール。ハチ公ぐらい待ってました
DF植田直通【6・5】地上戦勝負を決め込んだ湘南に対し、しっかりと根を張ったディフェンスで完封
DFキムテヒョン【6・5】米国帰りも何のその、時差ぼけも何のその。平常運転でスケールのデカさを発揮
DF小池龍太【6・5】形はどうであれ、結果的にピッチ右側を定位置とする3人がゴールを決めたわけで、左で作る形が効いたと言えるだろう。さすが、猛獣使い
MF三竿健斗【6・5】中盤の質の差が、そっくりそのままスコアに反映された印象。攻守のバランスがいいさじ加減
MF樋口雄太【6・5】ガツンと寄せてボールを奪い、得点関与。前半はパスが短かかったりといま1つだったが、守備でリズムを作って大勝演出
MFチャヴリッチ【6・5】帰ってきた世界基準。先制点のみならず、圧倒的な「個」で相手に襲いかかった。MOM
MFエウベル【6・0】鈴木優磨を10番的役割から解放しつつ、運搬力でMFエリアからの前進に寄与。背中が頼もしい
FW鈴木優磨【6・0】頭の後ろに目がついてるのかと。足裏による相手の意表を突くパスで決勝点アシスト
FWレオセアラ【6・0】あまり意味のなさそうなまたぎフェイントからの、逆方向にボールをさらしてからの、タイムロスで対面DFを1枚増やしちゃってからの、ゴール。
MF松村優太【6・0】後半34分IN。プロ野球で投手がヒットを打った時のようなどよめきを、CKの高精度キック時に起こす
DF津久井佳祐【―】後半40分IN。いい意味で「なぜ俺をもっと使わない?」が伝わってくるプレーだった。出場時間短く採点なし
FW田川亨介【―】後半40分IN。5分でも十分にわかるキレの良さ。出場時間短く採点なし
MF知念慶【―】後半40分IN。黙々と、淡々と、クローズ作業。出場時間短く採点なし
MFターレスブレーネル【―】後半48分IN。不思議とフリーでボールを受けられるこの能力こそ非凡なり。出場時間短く採点なし
池内明彦主審【6・0】いざこざも落ち着き払って対処。柔らかさと毅然さをいい塩梅で押し引きした印象
※平均は5・5~6・0点。