俳優の大東駿介が17日、東京・渋谷のNHKで、主演する同局の連続ドラマ「シバのおきて~われら犬バカ編集部~」(30日スタート、火曜・後10時)の完成試写会後、取材会に出席した。

 エゴを追求し職場でボロボロになった雑誌編集者が、起死回生の一手としてシバ犬の専門誌を作ろうと奮闘する物語。

犬嫌いの後輩編集者を飯豊まりえが演じる。

 大東は「犬とともに作るということで、犬に負担がかからない現場を作ろうとした」と回想。猛暑になる前に屋外での撮影を終わらせるため、ストーリーの順番も関係なく撮った。「順番がバラバラになったけど、外は人間にとっても暑かったので助かった」と感謝した。

 犬が中心にいたことで、クランクイン前からチームに一体感も。撮影中も「みんな、なかなか楽屋に帰らない。ワンちゃんを通してずっと一緒にいた。動物を前にすると人間性が出るので、みんな警戒もしなくなった」と雰囲気を明かした。

 飯豊も「役では犬嫌いの設定ですが、実際は大好き。ワンちゃんの作品に関われればと思いました」と笑顔。この日の取材会にも出演したシバ犬が参加し、目を細めた。

 大東は出演したシバ犬・のこについても「こっちを向いてくれるだけでいいのに、表情も作ってくれる。

『何が?』の顔もできていてゾッとした」と名演ぶりも披露。飯豊も「私はウィンクをしてもらった」と笑わせた。

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