フライブルクの日本代表MF鈴木唯人が18日、ブンデスリーガ取材のメディアラウンドテーブルに参加し、デンマークでつかんだゴール量産へのヒントについて明かした。デンマーク1部のブレンビーでは2シーズンで計21ゴールを挙げ、ドイツへとステップアップした鈴木。

清水時代はJ1での3シーズンで5ゴールだったが、デンマークで花開いた得点感覚について語った。

 鈴木は清水時代より、ブレンビーがチーム状況によってチャンスが多かったことを前提に「あとはゴール前は練習の中で取り入れたのが、シュートを打つときに感覚としては止まる、じゃないですけど。デンマークの時のコーチとよくやっていた。ゴール前には、エスパ(清水)での3年間より落ち着いた状態で入れていた。(得点は)入る時は入るし、入らない時は入らない、と僕自身は思っているので、特別深いことは考えていない。ただ取れるようには日々、研究してやっているつもりではあります」と話した。

 ゴール前で止まる、という感覚について「シュートを打つときに、わかりやすく言えば焦らない、だけ。シュートになってがっとなる(力が入る)より、1回ふっと(止まる)。相手もいるので、自分の気持ちの中だけです」と説明した鈴木。シュートを防ごうと体を張ってくる相手DFやGKを相手に、鈴木がつかんだ“止まる”感覚。日本代表の米国遠征後に迎えた13日のシュツットガルト戦は、疲労を考慮されてベンチ外に。ドイツでの初ゴールを目指し、次節は日本代表DF菅原の在籍するブレーメンと20日に対戦する。

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