J2北海道コンサドーレ札幌は20日、2試合ぶりの勝利を目指し、アウェーで徳島と対戦する。19日は大和ハウスプレミストドームのサブグラウンドで、冒頭15分のみ報道陣に公開して調整した後、敵地へ向けて出発した。
前節いわき戦で一発退場となったMF荒野とFWマリオセルジオに加え、警告の累積でMF宮沢とFWバカヨコが出場停止と、主力4人を欠いての戦いになる。複数の位置でスタメン変更を余儀なくされるが、柴田慎吾監督(40)は「年間を通して、長く出ていた選手が出られない試合は絶対にある。こういう時に、これまで出ていなかった選手が今までの色んな思いをぶつけて活躍することが、チームとしてもすごく大切。何より、その選手たちの残りのフットボール人生も好転していくことになる」とチャンスを得た選手の奮起を期待した。
プレーオフ圏の6位仙台とは残り9戦で勝ち点8差と、後がない状況にいる。「ずっと言ってますが、我々は勝ち続けるしかないので」。そう強調した柴田監督は「この試合はチームとしても、これまで出られなかった選手たちにとっても、1つのターニングポイントになるんじゃないかなと個人的には思ってます」と今後の行方を占う大事な一戦と、改めて位置付けた。