J2北海道コンサドーレ札幌FW白井陽斗(25)が、2戦連弾での2試合ぶり勝利を狙いに定めた。

 札幌は20日、アウェー・徳島戦に臨む。

前節13日のホーム・いわき戦に右ウィングバックで先発した白井は前半29分、右サイドのDF高尾からの縦パスを受けると、トラップから即、右足を振り抜き先制点を決めた。「あの場面で一瞬で思い描いたイメージ通りのゴール」と振り返った今季2得点目も、試合は1―5の逆転負け。「今回は勝てるようなゴールを取りたい」と今回は自身の一発を白星に結びつける。

 出場停止者が4人いる徳島戦では、本職のFWとして1トップに入ることが濃厚。「右サイドと求められることは違うが、FWにいったからとか、ポジションが変わったからというような考え方はせずにやりたい」とやるべき仕事に集中する。位置はどこであれ、脳裏にあるのは勝ち点3のみ。「右でもできるということはある程度、証明できたと思うので。アピールするというよりチームのためにという思いで、謙虚に戦いたい」と勝利のために全力を尽くす。

 2017年にG大阪の2種登録選手としてのデビューから、リーグ戦で通算29得点を挙げる。うち2~8月の7か月での16得点に対し、9~11月の3か月でのゴール数は13にのぼる。20年に右膝の前十字じん帯を損傷した影響から寒い時期はケガに悩まされてもきたが「得意な夏場」を経て状態が上がる秋は真骨頂を見せる時になる。

 「アウェーだけど多くのサポーターも応援に来てくれると思うので。

自分たちを信じて、体を張って、シャドーはうまい選手に任せて自分は突破力とかスピードを生かしたい」。白井が最前線から攻守両面で、徳島に脅威を与えていく。

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