◆明治安田 J3リーグ▽第28節 FC大阪0―3北九州(19日・花園第1)

 前節終了時点で4位だったFC大阪が、北九州との試合を0―3で落とした。

 前半7分、自陣ペナルティーエリア10メートル手前付近でファウルを与えると、相手の早いリスタートからピンチを招く。

ペナルティーエリアに進入を許すと、右サイドからのシュートを一度はブロックするが流れた球にファーサイドから詰められて失点。同36分にも左サイドを崩されたところからゴール前の混戦を押し込まれて2点目を失った。攻撃では、アディショナルタイムにワンタッチでリズム良く相手エリア内に攻め込むなど、試合が進むにつれて流れが良くなっていった。

 2点差で後半戦へ突入すると、突破力のあるFW久保吏久斗ら3選手を投入しさらに攻勢を強める。しかし、ゴールを奪えず迎えた同31分。ハーフウェーライン付近からのフリーキックにDFラインを抜け出されて失点。そのまま試合終了となった。

 勝てば2位鹿児島、3位栃木シティと並ぶ勝ち点51とだったが、痛恨の3失点で白星はつかめなかった。それでも、警告累積の出場停止明けでフル出場したDF堤奏一郎は「本当に情けない試合になってしまって申し訳なく思っている。とにかく悔しい気持ちが大きいが、諦める訳にはいかないので。自分に矢印を向けて、誰が出ても勝てるように準備していきたい」と27日、奈良との「生駒山ダービー」に気合。11日から就任した藪田光教監督も「常に状況をプラスに考えている。

今いる選手がこういったプレッシャーを楽しめるように。自分自身も現状をありがたく感じています。切り替えてやるしかない」と、前を向いた。

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