歌手の南こうせつが21日、日比谷公園大音楽堂で「南こうせつ 東京フォークジャンボリー in 野音~日比谷野音 The Final~」に登場した。
フォークの聖地として多くのミュージシャンやファンに「野音」の愛称で親しまれる同会場。
ライブ直前に記者会見を行った南。「1970年の初めの頃にバーっと(フォークのアーティストが)登場してきたんですね。当時はここで歌うのがステータスでした。というのは、1人ではできなかったんです。みんなが集まると何とかできたんですよね」と回想した。となりに並んだ小室等と同会場でツアーをしたという南は「一緒にやりましたね。ここは特別な場所でしたよね」と笑顔を見せた。
デビュー55周年を迎えた今年。「55年やってきて、ラッキーとしか言いようがない。こうやって人前でギター持って歌えることが」と感謝とともに自身の活動を振り返った。
この日も2500人のファンが来場。「1970年当時、深夜放送を聴いていた皆さんは(今は)60代が多いです。あるいは65を超えて70代。我々と同じ世代の人たちがコンサートに来てくれる。おっさん、おばさんになって来てくれるのは本当にうれしい」と感謝した。