将棋の女性アマチュア日本一を決めるムアツ杯第57期女流アマ名人戦(主催=日本将棋連盟、特別協賛=昭和西川株式会社、後援=報知新聞社)が21日、東京・渋谷区の「駒テラス西参道」で行われ、大城千花さんが優勝した。2位は上田可奈子さん、3位は川西彩遥さんと渡邊陽向子さん。

 最高成績は55、56期と準優勝。3度目の挑戦となった決勝では、2連覇中の全日本学生将棋女流名人戦決勝でも対戦経験のある上田さんを破った。「あと一歩のところで負けて悔しかった。今年優勝できてうれしい」と喜び、「大きなミスなく、良い内容の将棋が指せたと思う」とうなずいた。

 6月に行われた倉敷藤花戦4回戦では、タイトル獲得経験もある渡部愛女流四段に勝利。女流棋士になる権利を獲得したが、行使せず。この日も、今後については「アマチュアとして続けていく」と明言した。

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