◆明治安田J1リーグ ▽第31節 柏0―0広島(23日・三協F柏)

 柏はホームで広島にスコアレスドローだった。この日はマンツーマンの守備で対抗してくる相手に苦戦。

今季初めてボランチで先発したDF塩谷司に中盤で仕事をさせてもらえず、最終ラインでもDF荒木隼人を筆頭に強力な3バックを崩せなかった。リカルド・ロドリゲス監督は「見応えのある、お互いの特長が出た試合。どちらに勝ち点3が転んでもおかしくないゲームでした」と総括した。

 首位の鹿島がC大阪に3―1で勝利したことで、勝ち点は5差に離された。9月はリーグ上位との戦いが続いているが、3戦連続で引き分けに終わっている。シーズンも残り7試合。14年ぶりのリーグ優勝へ、これ以上離されるわけにはいかない。指揮官も「タイトルを目指して1試合1試合戦っているので、引き分けで満足している選手は1人もいません」と強調する。

 一方で、この日ベンチ外だったMF久保藤次郎、MF瀬川祐輔、MF渡井理己ら、リーグ戦でこれまで主力だった選手が負傷していることにも言及すると「我々の完成度の高いプレーをするために必要な複数の重要な選手がケガしている中、シーズン終盤勝ちにこだわって、相手の分析を上回る形で1試合1試合戦っているのが現状」と話した。

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